人生をやり直すことができたとしても

あたしは同じ人生を歩むのだろうか。

全てを消し去りたいと思ってしまったのは

「過去」はいらないと思っているから・・・
そして「今」の自分が嫌いだから。

    * * *

今日バイト先にいきなりオトコの人が入ってきた!!

「いらっしゃいませ!」

と声を掛けようとしたらその人がそれよりも先に

「よぉ!」

と言った。

かおるさんだった!!!


かなりビックリ。

前にお店のある場所を教えたことはあったものの
まさか!ホントにやってくるとは!!!!!

「このまえドタキャンしちゃったから」

と彼はいった。
自分に余裕がなく、彼の元気のなさに気付けなかった。

このところストレスで寝られないし
今の洋服屋のバイトを今日みてかおるさん曰く
「軟禁状態」。

12畳ほどのところにぽつんとひとり。
誰とも会話をせずに6時間。
その間向き合うのは自分ひとり
どんどんとインへと向かってしまう。
狂いそうになる。

自分に向かい合うことは大切なこと
だけど向かい合う時間がありすぎてる。
度を越して、ストレス。

自分だけの意見しか出てこないから
いっつも代わり映えのしないことで
頭がいっぱい・・・・・

そんな状態の時に彼がやってきた。

「疲れた顔してるなー。」

そうあたしに言った。

「かおるさんは、なにしてたの?」

「学校の帰りでこの後夜バイト。昨日夜中に
合宿かえってきたばっかりで疲れがぬけきんねーんだ・・。」

30分後
彼は仮眠のために家に帰っていった。

なんだか、自分でいっぱい×2で彼に対して
(彼は思いやってくれたにもかかわらず)
なんにも出来なかったことに気付いて
すぐメールをうった。

返事がすぐ返ってきた。
なにか、考え事してるみたいで
肉体的なものよりも精神的に疲れているとのこと

なおさら、自分の不甲斐なさが痛かった。

バイトが終わって、かおるさんに夜勤の前に
会いたい!って衝動に駆られた。

その思いのまま彼の最寄駅までの電車に飛び乗った。

どこで待とうかと悩んだ。

雨が強く降っていた。

お金もそんなにないし喫茶店みたいなものを
みつけることが出来なかった。
駅で待ってようか・・・
でもそのときの衝動がじっとさせてくれなかった。

「家、ここらへんなんだ」とかおるさんが言った曖昧な記憶を頼りに
彼の家の前まで行くことにした。
そのほうが間違いなく会えるし
時間もつぶせる・・・。

そう思って歩き出す。
1時間くらいかかるかなぁーと思っていたけど
彼のお家の車と苗字を頼りに歩いていたら
さくっと見つけてしまった。

電気がついてる。。。。


いざ目の前にすると
なんだか自分でも自分のしてることが
よくわからなくなってきて
ここで会ったとしてもどうすることもできないし
立ちすくんでしまった。

「うーん・・・」

迷惑だったらどうしよう

雨は強くなっている・・・
傘もってないのでどんどんと冷えていく・・。

彼の家の目の前にいっただけで
すこし自己満足してる自分がいた。
結局自己満足のためだったのかな・・・。

「帰ろう」

帰り道、それでもどうしてもこの衝動を伝えたくて
家の前まで行ったこととその経緯をメールをうった。
電話しようと思ったけど仮眠を邪魔したくなかった。

自宅に着く頃、返事がきた。
「こんな雨の中、疲れてるのになにしてんの????
あーさっきいれたメールのせいだよな。
ごめんな。いずれ話すから気にするな」

そのメールを読んでなんだか
逆に気をさらに使わせた気がしてすこし落ち込む。。

なにを悩んでいるのか、考えているのか。
それが気になりだして・・・・そして
それが妙に不安になってきた。
「あれ?もしやあたしとのことで悩んでる??」
「いずれ話す....ってなにを話すの???」

・・・。

この第六感が外れてることを祈る。

当たっていたとしても、外れていたとしても
かおるさんが元気じゃないといやだ。


なんだかあたしってオトコの人をダメにする女なのかもしれない・・・

あたしが幸せになろうとすることは
間違ってるのかもしれないと感じた。

とても悲しくなった。

今日naomiちゃんから手紙が来ていた。
さらに切なくなった。

たすけて・・・
さみしい・・・

あたしは生まれながら「罪深い人間」で幸せになろうとすること自体が
間違ってる

その不安が拭いきれなくて

うんちゃんに電話してすこしだけ救われた。

「今の感じてる気持ちにもきっと何か意味があって
先に繋がっていくから大丈夫だよ」
そうだといいな。


こんなにもなんにも出来ないんだ。

ダメだ・・・。自分を見つめすぎて
いい方向に向かっていない気がする。
痛い・・・。

かおるさんのためになるようなことで
あたしは出来ることはないだろうか?

そう思うけどさっぱりわからない。

彼が悩んで出した結果を受け止めることしか
浮かばない。

あたしは彼の役に立てるようなこと思いつかない。
すごく悲しい。

彼は役にたつことなんて望んでないかもしれないけど。
それでも、あんなに疲れた顔してたのに
気遣えなかったことが悔やまれる。

彼はあたしが落ち込んでたときいつも飛んできてくれて
何度も助けてくれたのに。

まだまだあたしのできることは少ない。

こんな「あたし」キライだ。
自分にいっぱい×2すぎて
自分しか見えなくて・・・

「もどかしさ」に似たこの気持ちを抱えたままで
何もできない自分。

あたしに一体何ができる???

・・・・

止めよう、「自分以外の誰か」になろうとするのは。

足りないと思ったものは足せばいい。

あたしはあたしでしかないのだから。

いくら嫌いだと思っても
あたしはあたしとこれから先も
生きていかなくちゃならないんだから。

今あたしができるのは
インへとココロのベクトルを向けるのを止めること

いい意味で自分を大切にしよう。


かおるさんがはやく元気になりますように。
愛しい人が幸せでありますように。
みなさんに「最良の今」がたくさんありますように。
 あたしは..明日こそ味方にできますように!


考えすぎは体にもココロにも良くない・・・。

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